たかが茶人、されど茶人。時の最高権力者を最も恐れさせた男。

本話が主題とする事件は、秀吉その人がどのような人物であったか、また茶というものが往時どのようなものとして認識されておったか――特に武将たちにおいて――を考える上で、極めて興味深いものといえる。そこを作者はどう読み解き、どうつづるのか。お後は本編にて。

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