概要
お願ぇしますだ聖女様・・・助けてけろぉ・・・少女の指先が希望を求める。
「な、なすて・・・なすて夫婦に成れんのだべか?」
何時しか見上げる程になった若者の目に問いかけた。
しかし揺れる瞳が少女を見つめる事は無かった。
「許すてけろ、親父様の仕置きじゃ。」
カモミ族の娘シオンは婚約の解消を告げられる。
国からの通達により貴族や族長の家系に嫁ぐ者には
上級精霊との契約者が推奨されたのだ。
シオンの契約精霊は下級精霊だった。
そして更なる仕打ちがシオンに降り注ぐ。
部屋に籠り泣き続ける娘に母は言った。
「聖女様に、エルサーシア様にお願ぇするべさ。」
一縷の望みを胸に抱き、
シオンはオバルト王国へと旅立つ。
************
エルサーシア・シリーズ第二弾!
このお話は「エルサーシアの遺言」
何時しか見上げる程になった若者の目に問いかけた。
しかし揺れる瞳が少女を見つめる事は無かった。
「許すてけろ、親父様の仕置きじゃ。」
カモミ族の娘シオンは婚約の解消を告げられる。
国からの通達により貴族や族長の家系に嫁ぐ者には
上級精霊との契約者が推奨されたのだ。
シオンの契約精霊は下級精霊だった。
そして更なる仕打ちがシオンに降り注ぐ。
部屋に籠り泣き続ける娘に母は言った。
「聖女様に、エルサーシア様にお願ぇするべさ。」
一縷の望みを胸に抱き、
シオンはオバルト王国へと旅立つ。
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エルサーシア・シリーズ第二弾!
このお話は「エルサーシアの遺言」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!癖になる言葉と文章、そして小ネタ!?
同作者様著の『エルサーシアの遺言』の続編です。
私はまだ前作を完走しておらず、肝心のキャラもよく分からないままに、続編を先に読んでいる状態なのですが――。
しかし、登場人物のキャラの濃さが物凄くて、そして勢いも凄くて、前作ではどうだったんだろう? なんてことは、ほとんど気になりません! (笑)
ほぼ全話を通して出てくる、ネタというか……各所にリスペクトを感じるモジリというか?
そういうものの元ネタを考えるのもまた、楽しい作品ですね。
とりあえずムチャクチャやってる大聖女様と、彼女に振り回される皆々様という感じでしょうか。
なかなか不穏だったり、ブラックだったりする雰囲気が流れることも…続きを読む