刹那の応酬

 などとレビューコメントの題名に書いた。本作は脱力してよいのか爆笑してよいのか判断に苦しむ怪作(※誉めている)である。

 いやいや間違った。本作は、勝利至上主義に毒されたスポーツ界隈に一石を投じる思想革命なのだ。公平な条件で全力を尽くし、結果がでれば相手をたたえ合う。ドーピングを始めとする不正や頓珍漢な根性主義、パワハラなどをまっこうから否定しまさに正々堂々と称するにふさわしい試合を展開する。たとえ尻を撫でようとも。

 これからは、動物園が特別な聖地となるであろう。

 詳細本作。

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