とっぷり浸れる中華風ファンタジーの箱庭

代々の国の歴史を記録する書額堂。そこを司るは永遠を生きる不死者だった。

とにかく雰囲気たっぷりな世界。その中で人々が笑い、泣き、喜び、悲しむ。そんな小さな暮らしの積み重ねが大きな物語を織りなす糸となって交錯していくダイナミクスに痺れます。そして、読み手はいつしか気付くことでしょう。これが「歴史」なのだ、と。

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書額堂奇譚

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