Don't Panic! 例のガイドブックを見るんだ!

そう叫びたくなりました。
ああ、ユリアちゃん。私が貴女のそばにいれば、その涙を優しく拭って、宇宙一有名な例の『ヒッチハイク・ガイド』を渡してあげるのに……

大聖女ユリアは冒頭、罠に嵌められ全てを失います。踏んだり蹴ったりで純潔まで奪われそうになったところを助けてくれた美青年は、彼女が幼い日に助けたドラゴンでした。
スパダリなドラゴンと絵に描いたような幸せな日々を送るユリアでしたが、その一方で防衛の結界を張ってくれる本物の大聖女を追放した王都は当然のように丸裸も同然。あっという間に敵に攻め込まれ、それをキッカケに世界大戦へ……

???「あの星ダメだわ。リセットリセット」

果たしてユリアはその大聖女パワーで星を救うことができるのでしょうか!?

【感想】
メリハリのあるライトな語り口で、とても読みやすいです。
割と序盤にドラゴンの口から「東京」という単語が出てきた時点で「ん?好きかも?」と思ったのですが大当たりでした!!

元々は自主企画にご参加いただいた縁で拝読したのですが、「私のレビューを読んで、私の好みに合いそうな作品を持ち寄ってください」という「かぐや姫か、お前は」な企画に一番槍を決めてくださっただけのことはあり、私の好みで大変楽しく読ませていただきました。

「ざまぁ」は苦手で正直避けていたのですが、このお話はユリアちゃんがマジ聖女なので大丈夫でした。

続きも楽しみです☆☆☆

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