熱加減

 やり過ぎは焦げる。やらなさ過ぎは至らぬ。主人公の悩みとその結末は、読者の何割かが味わったことだろう。
 そんな気持ちを心の片隅にもたれさせつつ、新たな関係に進むのは前向きで好感が持てる。少々鈍感そうな一面もありそうな相手だが、ちゃんと気を遣ってもいるからまあ問題ないだろう。
 詳細本作。