秀逸な絵コンテを見せつけられたかのよう
- ★★★ Excellent!!!
短い。
この作品、文字数にして 1724 文字。
レギュレーションが、800~4000 文字ということを踏まえても、やはり短い部類に入るだろう。
不必要なものを削ぎ落とし、大事なものだけを詰め込んだに違いない。
この作品、秒数にして15~30秒だろう。
何となく顔に見覚えはあるけど、名前までは知らない、いぶし銀の俳優。
穏やかで、低音が響く、ゆっくりとしたBGM。
背景に漂う生活感と、人生を感じさせる演技。
絵が見えるだろう、いいや、見えるはずだ。
最後に、ナレーションで、「赤いきつねと緑のたぬき」と締められる。
このまま、TVCM になったとて、私は決して疑わない。