湯気の向こうに駆け巡る時の流れ

一人の部屋で噛みしめるように啜るカップ麺。そんな風にカップ麺と向き合ったことがある人はどのくらい居るんだろうと、ふと考えました。

ふわりと立ち上る湯気は、蜃気楼のようでも走馬灯のようでもあって、儚く消えてゆく。その熱が広がり、一人の部屋が次第にあたたかな匂いに満たされてゆく。それは心温まる賛美のようにも感じられました。

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