初手、子育てから始まる夫婦生活はいかに…!

町娘のフィオナと騎士団の団長ヴィクトールがある出来事をきっかけに突然、珍しい竜の赤ちゃんを夫婦として育てることになるいう、驚きから始まるお話です。

このお話の面白さは何と言っても、初対面の男女二人が最初から子育てに勤しむことになるとてもユニークな設定にあると思います。

普通子育ては夫婦が色々あった事後()から開始するものですが、それが最初からあることで、素直で健気なフィオナと真面目で堅物なヴィクトールの初々しく愛らしいやりとりにいちいち悶えてページを繰る手が止まります。

また、きゅんとする二人の描写だけではなく、二人に迫りくる不穏な影の謎も同時に進行していき、どこを読んでも目が話せません。確かな筆力があってこそ書けるお話だと思います。
是非読んでほしいおすすめの1作です!

その他のおすすめレビュー

萌木野めいさんの他のおすすめレビュー866