神が結ぶ絆はどちらかが死するまで。この設定が好きすぎる!
- ★★★ Excellent!!!
女神に仕え、有事にはその身を捧げる使命をもつ「星の姫」。神の力で強く結びつき、星の姫に常に付き従う「星の騎士」。
運命に翻弄され分かたれた彼らが選び進む道はどこにつながっていくのか――?
まずですね。この「星の姫」「星の騎士」という、運命で繋がるも彼ら自身の意思でもって強い絆を育んでいくふたり。この関係性が私の真芯をぐっさり突き刺してくるのです。くっ、尊いってこういうことか。
穏やかに過ごす序盤を思うと「ずっとこのままイチャイチャしてている姿を見せてくれ!」と叫びたくなるくらい、波乱に満ちた宿命が待ち受けているのです。恋愛ものでもありますが、序盤だって実はイチャイチャしているシーンなどほとんどありません。ピュアすぎる。くっ、そこもイイ。
この少年少女が、何故こんな仕打ちを受けなければならないのか?理不尽さに胸が痛む状況が続きます。そこは覚悟して頂かないとなりませんが、一度読み始めてしまえば「どうなっちゃうの!?」の連続で止められなくなるはずです。
命をかけて守りたいもの、守られなければならないもの。それぞれの葛藤を抱えて乗り越えようともがく彼らを、ぜひ見守ってみてください。
激重なストーリーが好きな方。本当にものすごくおすすめ!