角川武蔵野ミュージアム訪問記 2020冬
美木間
角川武蔵野ミュージアム訪問記 2020.冬
本を買いに行きました。
武蔵野線に揺られて、ことことと。
せいせいと広がる畑の中を、川を越えて、紅葉の樹林を眺めながら。
武蔵野だなぁ、と、つぶやいて。
やがてにぎわう街へと景色は変わり、埼玉の繁華な場所だなと思っているうちに、ようやく東所沢に着きました。
改札を出て外へ出て振り仰ぐと、スマートな駅舎が目に入ってきます。
「本」+「本棚」をイメージしたのだそうです。
文化発信拠点への意気込みが、スタート地点から垣間見えました。
さあ、いざ、ところざわサクラタウン、ムサミューへ!
マスクに消毒ウエットタオルと感染症対策は万全です。
駅前道路の歩道を、てくてくと歩いていきます。
この道は、上を向かずに下を向いて歩きましょう。
なぜなら、路上ミュージアム、ウワサのマンホールイラスト展示を見ることができるからです。
見つけるたびに、スマホでパチリ。
さすがにコンプリートはできませんでしたが、お楽しみのFSS――「ファイブスター物語」のGTMマグナパレスの御尊顔を撮影できたので良しとしましょう。
にしましても、駅からは見えません、建物。
矢印看板のようなものもありませんので、事前に地図で場所を確認しておいた方がいいです。(迷った人談)
東所沢公園の森を抜けてミュージアムと感動の御対面となるはずが、脇道に入ってしまい斜め下からのご対面となりました。
階段を上がっていくと、左手に
待ち合わせの友人と合流し、外観を撮影して壁に触って自撮りしていざ中へ。
エントランスホールには、著名アーティストによる作品が展示されています。
全てをじっくり見るには時間が限られていたため、まずは今回のメインへと場所を移しました。
そのメインとは、「Newtype35周年 アニメ・クロニクル」。
KADOKAWA作品における友人との共通ファン作品FSSに関する展示がその中にあるとの友人からの情報で見学することにしていたのです。
『月刊ニュータイプ』で特集されてきたKADOKAWA作品の歴史の流れがとてもわかりやすく展示されていました。FSSの原画に見入り写真撮影OKブースでひとしきりシャッターを切り展示を堪能しました。早めの時間帯だったこともありさほど混雑していなかったので、ゆっくりと見学できました。
ミュージアムショップの「ロック・ミュージアム・ショップ」では、文豪ストレイドッグスバージョンの表紙の国木田独歩の『武蔵野』と日本各地の妖怪絵葉書等を購入しました。
KadoCafeを通りすがりに眺めてここもいいなと思いつつ、ランチをとりに別棟の角川食堂へ。
角川食堂、その日はカレー一択だったのですが、3種類から2種類を選べてトッピングも選べてドリンクも選べて美味しかったので満足感がありました。
選べるトッピングのお野菜はカブだったのですが、カブの甘みが引き出されていてカレーにぴったりでした。
コースターの裏面に『武蔵野』の一節が印刷されていました。
一枚ずつ引用箇所は違うのでしょうか、気になります。
コースターといえば、注文の際に涼宮ハルヒシリーズの表紙イラスト入りコースター5枚セットがおまけで付いてきました。一人一人違う絵柄のセットでしたので好きなキャラクターのをお互いに交換したり一人で全種類コンプリートしたりとファンにはうれしいおまけですね。
食後はダ・ヴィンチストアへ。
向かう途中にEJアニメホテルのエントランスがありました。
クリスマスツリーと涼宮ハルヒがお出迎えです。
ダ・ヴィンチストアでは、ミュージアムショップでは売切れだった埼玉の妖怪の絵葉書を購入。
武蔵野絡みで巨人のダイダラボウが埼玉妖怪かと思っていたのですが、ダイダラボウは茨城妖怪でした。
埼玉は「曼荼羅淵の河童」でした。
行きに通りそびれた東所沢公園を抜けていくと、チームラボによる光の空間展示「どんぐりの森の呼応する生命」のオブジェ群がありました。
ライトアップされたら、さぞ美しいことでしょう。
公園内には、ミュージアムと同じく隈研吾設計の武蔵野樹林カフェもありました。
盛りだくさんの施設なので、今回はほんの触りを体験しただけでした。
時間が足りなかったです。
本棚劇場はこの日は都合により入れませんとのことで、ちょっと残念でした。
残念でした。
残念でした。
残念でした……
あまりに心残りだったので、エコーをかけてみました。
再訪決定です。
※この訪問記は2020年12月に訪れた時のものです。
角川武蔵野ミュージアム訪問記 2020冬 美木間 @mikoma
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