空耳かな――と思ったら、違った。途中まで読んで、じんときた。最後まで読んで、またじんときた。
東京という砂漠を歩く元OLの「私」。横断歩道の途中で、話しかけてくれた青年は、昔、気にかかっていた十歳の少年だった。人を思いやる気持ちがとても温かい現代ドラマ。中盤まで、二人のやり取りにほのぼのし…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(218文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(202文字)
九月の残暑の中、重い荷物を持って歩く主人公。横断歩道で懐かしい声を聞いた気がした。読み進めて行くと懐かしい再会のお話……ではあるのだけど、最後のオチでタイトルの感想となります。
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