概要
異世界、武蔵野、旅行譚
この世界には二種類の人間がいる。
すなわち「定住者」と「旅行者」である。
どちらもその名の通り「定住者」は一所に定住して暮らすもの。「旅行者」はあちこち移動しながら暮らすもの。両者の間に優劣はなく、ただこの世界の人間の性質の違いである。
モカとアンズは「旅行者」だ。
二人とも故郷を離れ、知らない街で出会い知らない街を旅している。
「店員」のライセンスを持つアンズは、行く先々の街で「いらっしゃいませ」と日銭を稼ぐ。
小説家として駆け出しのモカは、その街の言い伝えや噂を物語にしては、アンズに話して聞かせる。
そんな二人が今回辿り着いたのは、自然と街が共存するという街「ムサシノ」だった。
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