新聞記者と山奥の笑い声
スタスタスタ トレインゴーストに出くわした少年を取材し、扇丸の呪いから
父子を救った、あの新聞記者が山奥を歩いていた。手帳には、これまで取材した
都市伝説や新聞記事の下書きなどが書かれていた。そして手帳の表紙には、
「新聞の題になりそうな都市伝説集」そして、「名前・謎野雷喜」と書かれている。
謎野雷喜は、山奥で釣り用のジャケットを着ていた。
「またしても、目玉ゲットだ。新聞の大目玉になること間違いなしだな」。
新聞には、毎週金曜日、「この世の不思議」という紙面がある。だが、その
紙面は、どれも、最近はやりとか、昔見た!と話題になった都市伝説ばかり
だったので、あまり人気は出ていなかった。
「ムサシさま、これが、私の見つけた2つの都市伝説です」。
謎野の前には、何もいない。それを、1人の男性が見ていた。
「ふっ、厄介者が出て来てくれたな・・・!」
何やら声が聞こえる。そして、それを見ていた男は、何やらメモをした手帳を
投げ捨てた。そして、その男は、煙となって消えてしまった・・・。
「邪魔者は、これでいない。私がこれで、都市伝説の世界の絶対支配者になる
時に近付いた・・・!よくやった、謎野雷喜よ・・・」
「ははっ、ありがとうございます」
そう言い終わると、謎野は、山を下って行った。そして、地中から、不気味な
笑い声がかすかに聞こえてきた。フッフッフッフッフ・・・!!
次巻に続く———
武蔵野市・都市伝説伝 謎の新聞記者編 DITinoue(上楽竜文) @ditinoue555
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