もう一度、きみに触れたい。

『天恵の酒～神話世界の旅路の果てに～』短編

　本編の物語が一つの終わりを迎えた後のお話。

　温羅はもういない想い人を思い、彼女と初めて出会った場所を訪れた。
　そして、ただ「もう一度」を望んだ。もう一度、あの人に会いたい。触れたい、と。
　温羅のもとへと現れたのは、友人の一人・須佐男。彼は自分の力を使って、温羅の願いを叶えると豪語した。
　幾つか、決して破ってはならない『禁忌』を約束させて。

　気が付けば、そこはあの時に巻き戻っていて―――！？

　これは、決して変えてはいけない未来を知りながらも、懸命に愛する人との日々を送った青年の物語である。

　全5話。

本編
『天恵の酒～神話世界の旅路の果てに～』
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