浜辺に転がる丸いもの。 うっかり拾ってしまったら、びっくり仰天するでしょう。 だってそれは、怪異、なんですから。 皆さま、この浜辺の怪異の、面白い独白を聞いてやってください。 実は、とっても味のある奴なんですよ。 見た目を怖がらない人に拾われたら、けっこういい話し相手になるんじゃないか、と思ってしまいましたwww
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(143文字)
そういうのもあるのか……
小気味良い文章。魅力的な登場人物。短いながら内容のまとまっていて、とても読み心地の良い作品でした。胡乱な存在なのに、そんな中でも楽しく充実した日々を送っていそうなお茶目な怪異。時折滲む哀愁も含めて、何だか好きになってしまいます。画図百鬼夜行に出て来るような妖怪たちも、中にはこんな感じのやつがいるのかなあと思うとくすっと笑えました。おすすめです。
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