これが、人の創造と武蔵野の大地の影

 最近この方の作品にすっかりハマっていまして。それで、武蔵野文学賞今やってるので、ちょっと勉強にと思って読ませていただきました。
 いや、これは雨杜和さんに喝采ですよ。

 まず、老教授の人間性がとても好きです。なんか変人っぽいけど、長年追い求めてきたものが実現されるとき、それは強靭な信念からなのだなぁと思いました。
 そして、巨人の存在も。巨人なんてものは実際には当然いませんけど、実際出てくる。それは、誰かが想像したからです。でも、巨人は巨人で色々苦悩しています。それが本当に何か人間みたいで、それをよく描かれているなぁと拍手喝采です。

 そして、第二話、第三話でめちゃめちゃファンタジックになりますけど、それにすごい引き込まれて、神秘的な気持ちになります。
 神秘的な気持ちって何か、僕も良く分かんないんですけどなんかそんな感じになります、なんかそんな感じ。
 本当に、なんかますますこの作家にハマってしまいました。
 僕の執筆にも力が入りそうです!

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