逆だ!! 逆!!
@HasumiChouji
逆だ!! 逆!!
漁に出
「あ〜、我は、この海中に住まうアマビエと申す者……」
そうじゃ……あの伝染病が流行ってから、あっちこっちに
でも、人に何か
「およそ百七十余年の昔、この場所にて、疫病が流行る故に我が姿を描き写し広めよとの託宣を行なったが、少々、行き違いが有ったようじゃ」
「はぁ……
「我が姿が間違って描き写されてしまった。このままでは、我が間違った姿が広まれば広まるほど、逆の結果となる」
「ええっと……
「今の我が姿と、世に広まっておる我が姿と称するモノを見比べていただければ、すぐにお判りいただけよう。逆になっておるが故に、我が姿と称するモノが広まれば広まるほど、我が意図とは逆に疫病が広まってしまう」
一応、まだ、スマホの電波は
「あの……同じに見えますけど……」
「何を言われておる。一応は絵は描けるが、
「はぁ?」
「だから、右利きの……」
「いや、絵とか中学の図画ん時から何十年も
「ここまで申しても、まだ、お判りいただけぬか?」
「はぁ、さっぱり」
「では、その船にて、我が周囲をぐるりと回ってみられよ」
……。
…………。
……………………。
どうなっとる?
いや、同じ
妖怪
つまり……あの……ネットに
逆だ!! 逆!! @HasumiChouji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます