唐突にPVが減ることへの哀歌

ヤマタケ

ままあることながら、辛い。

 PVが減る。


 いきなりだ。その日の前日までは、1日で100PVは読まれていたのに、急に読まれなくなる。これは、小説を書いているとままあることなのだろうか。


 私は「紅羽蓮は、最強さん。」という小説を連載している。その小説は、連載を始めたのは先月の始まりだから、書き始めてちょうど一月ほど経過したくらいだ。


 初めは、PVが少なくともよかった。

 何しろこの作品は異世界ものではないし、恋愛要素も薄い。読者受けを狙った作品である、というつもりはこれっぽっちもなかった。


 だからこそ、1日に100PVもついた時は、本当に嬉しかった。ささやかながら、この小説を肯定してくれる人がいると、実感することができる。


 それが、この数日、1日のPVが急に減ったのだ。


 それは、とても苦しく、悲しい。なぜなら、それまで読んでくれた人がいたのに。そういう人が、離れてしまっているからだ。


 とても悲しい。まだ、自分の書く物語は終わっていないのに。


 恐ろしいのは、自分がその物語を書くことを、否定されるような気分になることだ。誰にも読まれない小説は、もはや小説ではない。ただの文章だ。


 インターネットの世界は恐ろしいもので、どこが悪いのかもわからないのだ。基本的に毎日投稿を続けていたのに、急に読まれなくなる。本当に急なのだ。


 ただただ悲しい。やはり、ネット小説はファンタジーじゃないとダメなんですかね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

唐突にPVが減ることへの哀歌 ヤマタケ @yamadakeitaro

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ