怪物の代替わりの物語

山陰地方の覇者、尼子経久という怪物にさんざん振り回され陥れられた小領主の中から、次代の怪物毛利元就が生まれ出るお話。
最終話に近づくにつれ、老い衰えた尼子経久と、躍進著しい毛利元就の、残酷なコントラストが非常に印象的です。
また、登場人物たちが型どおりではなく、それぞれがそれぞれの思惑、価値観で動き結果ひとつの帰着として謀略が成るというプロセスもじっくり描かれています。
残り少ない春休みがある人、この機会を逃しちゃいけません。
是非お読みください。

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