きちんと作り込まれた世界観がすごい!

邪神ヨルムンガンドの化身ゼドはなんだかんだ言いながらも、悪が蔓延る邪神の街インフェルノに迷い込んだ真逆の属性であるシーナをヘヴンへ送り返すために動きます。

シーナの周りはみな悪性のキャラクターです。どれもみなクセのある性格。
でも、悪性であるからこそ彼らは力強く、しぶとく、狡賢く、用心深く、善性にはできない行動力が可能であったりもします。

清く正しく美しく生きることも大事ですが、身を守る術を知るため、強くなるには悪を知る必要もあると考えさせられる物語です。

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