押し付けから始まる物語

親戚が亡くなり残された娘の澄玲を茉莉が押し付けられて引き取るところから物語が始まります。
しかも母親から建前口上で理不尽に。
最初は互いに口数が少なく、距離感がありました。
でも次第に花開くように澄玲は心を開き、茉莉に懐きます。
そこからは心温まる展開が。

でも、それで終わるわけではありません。

大人とは何か。己の問題に向き合うことを問われる物語です。