まさに現代版の「吾輩は猫である」ですね。人間に対してどこか上から目線で、かつ達観した猫ですが、愛嬌があり良い感じになっています。
しっかり『我輩は猫である』のオマージュをされた上で、独自の作品としても、確立された作品。展開が進むにつれ、どんどんチロさんの知的さと自由さに惹きつけられます。何だか、あの名作を知らない人にこそ、薦めたい作品だと感じました。
主人公はすごい。一家言持っている猫さんのお話。彼の観察眼は名探偵をも凌ぐ。この腕に抱き上げて「ニャー」と言われたい。
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