予想だにしないラスト。そこに行きつくのですね。

前半の「姉が追突……」ってそういうことだったのですね。「姉を怒らせたお詫びにケーキを……」というニュアンスかな? と、勝手に捏造してました。

この作品、めっちゃケーキを推してきます。とくにチョコレートケーキ。登場人物たちにとって、そのケーキは印象深い食べ物なのです。個人的には、クレープではないデザートをチョイスしたところが面白いと感じました。

コメディ色の強い前半から一転し、『降って来て』からは雰囲気が変わります。
ぜひ、ラストを知ったうえでもう一度はじめから読み直してほしいです。