骨をさすのではなく骨に巻く

心臓がないと判明してから、どうやって「骨で着飾って」にもっていくのか目が離せませんでした。
終盤の「チョイ役に過ぎない」にハッとさせられました。
「肋骨に髪を巻く」は整体師に主軸を置いて物語をすすめます。その整体師が、心臓のない女性と出会って……というストーリーです。
たしかに彼女のほうがドラマ(背景や設定)が濃いですが、だからといって整体師さんは脇役ではないと思いますよ。
だって彼女の探しものを見つけたのです。彼女の目的と整体師の行動から考えて、主人公は「支援者」という役回りで共演したと思うのです。