次回よじyク

次回よじyク

 少女は叫ぶ。


——もうこれ以上、人を殺したくない。私は少し異常な女の子でいたかっただけなのに……。

——ごめんなさい、ごめんなさい、もう……許して……。


 その涙の先に見据えるものは何か。その畏れの果てにあるものは何か。



 ある男は少年を諭す。


——君が■■■■だね。君に世界の秘密を教えてあげよう。この世界はね……。


 その口から語られる薄情な真実は何を意味するのか。その口が微笑む目的とは何か。



 怪異の少女は首を振る。


——忘れてしまったの? この世界がなんのために存在するのか。「七不思議探し」が本当はなんのために存在するのか。


 立たされるは六芒星の中心。それを囲むは何者か。怪異の運命は如何様か——。


 

——そして、真の恐怖が鼓動を再開する。



 一人の作家は苦悶する。


——もう書きたくない、もうかきたくない、もうカキタクない。モウカキタクナイ………………………………。


 なぜ、この物語が書かれるようになったのか。なぜ、この世界はこれほどまでに歪なのか。


 あれが歯を見せる前に語りきれれば良いが……。



 ***



 これより先は立入禁止区域。


 夜よりも恐ろしい、昼の物語。


 ゆえに、何人たりとも読むことを禁ず。





「午の合間に」

Whenever you want, “it” will come soon.

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夜の合間に 名無之権兵衛 @nanashino0313

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