何故にこの物語には星が少ないのか? 流れるような文章がキラキラと光る小川のように流れ、脳髄を柔らかく冷やしてくれる。 荒涼とした地に埋もれていた宝を見つけた冒険者の気分にさせてくれる、そんな逸品。
今後の展開が楽しみです。今後の展開ですが、九尾の狐を討って終わりになるのか、おろちの本当の宿敵天津神との闘いが新たに始まるのか、天津神との闘いになれば、古事記や日本書紀にない新たな神話の誕生に期…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(3098文字)
ストーリー云々より、文体に目がいきました。クセが強いけど読みにくいわけではなく、堅苦しいようでリズミカルな文体です。初めて見る文体ですが、すんなり読めました。
隠れ里の長の娘、星子は家族と離れ、魔性のものとして封じられた白鞘の刀に舞を捧げる日々を送っていた。しかし静穏な日々と家族は、突如としてやってきた敵によって奪われる。星子は復讐を誓い――そんな彼女に、…続きを読む
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