初夏色ブルーノート

作者 ゆうすけ

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★★★ Excellent!!!

自然災害ヴァニシング・フラッシュが起きて人類に襲いかかった。
滅びゆく世界を、明子はロボットのトミーと歩く。
物語の端々に思慮深さを感じる言葉が紡がれます。
こんな状況下でも明子が抱くのは絶望ではない。それはなぜか――。
シリアスな中で、ポンコツで愛嬌たっぷりのロボットのトミーがいい味出してます。

★★★ Excellent!!!

ゆあんさんの自主企画で、同じレギュレーションから、それぞれが筆を競う。

そう、レギュレーションは、ジャズとカフェと男と女。

そこに持ってこられたのが、なんとディストピアのサイエンスフィクション。

主人公の女性がしぶとい!
そして、励まされる。

こういう、生きる力に満ちた作品は素晴らしい。

★★★ Excellent!!!

私はこんな明るい終末世界を見た事がない。

思春期の少女が失ったものは沢山あったに違いない。
それは絶望という言葉では生ぬるい程の、苦悩と困難を彼女に与えたはずだ。

それなのに彼女は決意する。
この世界で力強く生きて行こうと。

それは人類に残された希望。
きっと未来は明るいのだと信じることができる。

そんな清々しい読後感が特徴です。

もう一つ、内容と妙にマッチしているエピソードタイトルは、懐かしのJポップ。
実は、このマッチングが一番の凄技かもしれない。

★★★ Excellent!!!

筆致企画に参加の作品。
が。
が、ですよ。

あのプロットからSFいきますか!
しかも旅しとる、ロボットと!!

いったん、企画は忘れて物語に引き込まれるんですが、三話あたりで、ちゃんと指定プロットを押さえてきます。しかも、ぐっとくる展開で。なんだよ、智昭よー、お前はよぅー、かっこつけてんじゃねぇえよぅぅ(泣)

短いなかで、ぶわっと世界観を提示して、物語を作り上げてくる技術はさすがですね。いまのご時世、あながち空想ともいえない異常気象に見舞われた少女の奮闘が力強く素敵。ポンコツ気味の相棒ロボットもイチ押しです。

★★★ Excellent!!!

 同じあらすじで別々の作者さんが物語を書く企画「筆致は物語を超えるか」に参加されている作品です。
 力作揃いの企画ですが、本作は他の作品のどれとも被らない強烈なオリジナリティに溢れる意欲作。
 まさかまさかの「SF」です。

 そしてこのSFが素晴らしいんですよね。ほかの作品とは明らかに毛色が違うのに、ちゃんとあらすじに沿っている。そしてなにより「面白い」!
 この辺りは作者さんの手腕に脱帽であります。

 さて、ほかの参加作と明らかに違う物語。どんなお話なのかは、絶対にご自身の目で確かめた方がいいですよ。
 オススメの一作です! ぜひご覧あれ!

★★★ Excellent!!!

【立ち寄ったカフェで、懐かしいメロディが流れる。それはかつての恋人、智昭が聴かせてくれたものだった。
 明子はあの初夏の出来事を思い出す。
 明子は一杯のコーヒーを飲み干すと、あのメロディを口ずさみながら、カフェを後にした。】

という、共通のあらすじから各自書き上げる自主企画で、

まさかここまで(のSFスペクタクル)とはな……。各方面から攻めすぎてやべぇ汗が止まらない。
しかし、内容はとってもシリアス&ハートフルコメディ。設定も今の自然災害を考えると空想の世界だと笑えない。

ポンコツロボットと目的地へ向かう明子さんの姿に、全米が涙するーーーー!(予定)
騙されたと思って読んでみるがいいさッ!