同じあらすじで別々の作者さんが物語を書く企画「筆致は物語を超えるか」に参加されている作品です。
力作揃いの企画ですが、本作は他の作品のどれとも被らない強烈なオリジナリティに溢れる意欲作。
まさかまさかの「SF」です。
そしてこのSFが素晴らしいんですよね。ほかの作品とは明らかに毛色が違うのに、ちゃんとあらすじに沿っている。そしてなにより「面白い」!
この辺りは作者さんの手腕に脱帽であります。
さて、ほかの参加作と明らかに違う物語。どんなお話なのかは、絶対にご自身の目で確かめた方がいいですよ。
オススメの一作です! ぜひご覧あれ!
【立ち寄ったカフェで、懐かしいメロディが流れる。それはかつての恋人、智昭が聴かせてくれたものだった。
明子はあの初夏の出来事を思い出す。
明子は一杯のコーヒーを飲み干すと、あのメロディを口ずさみながら、カフェを後にした。】
という、共通のあらすじから各自書き上げる自主企画で、
まさかここまで(のSFスペクタクル)とはな……。各方面から攻めすぎてやべぇ汗が止まらない。
しかし、内容はとってもシリアス&ハートフルコメディ。設定も今の自然災害を考えると空想の世界だと笑えない。
ポンコツロボットと目的地へ向かう明子さんの姿に、全米が涙するーーーー!(予定)
騙されたと思って読んでみるがいいさッ!