ふたつの距離のゆくえ。

 同じタイトルで別々の作者さんが物語を書く企画「同題異話」に参加されている、企画主の方の作品です。
 物語の主人公は、高校一年生で演劇部に入った女の子。彼女が演劇部に入った理由は、とある「推し」に会いたいということでしたが……。

 今回のタイトル「はじめましての距離」という言葉を絶妙に使った良作です。
 彼女は「推し」に会えたのか? その「はじめましての距離感」は? さらには実は、もうひとつ「はじめましての距離」があって……と、とにかくいろいろ想像できるのがこの作品の素敵なところ。
 読んでいて楽しくなる作品です。ぜひ、御体験あれ!