概要
初対面の男の子とどこか冷めた私が出会って、動き出す歯車。
わたしを探してくれるのは
いつもキミだった。
わたしに声をかけてくれるのも
いつもキミだった。
そして今回もまた、
わたしに手を差し伸べてくれたのは
他の誰でもないキミだった。
「どこにいたって必ず探しだす。
澪がこの先ずっと安心して歩けるように
俺が、澪の道しるべになるからーー。」
繋いだ手は力強く握りしめられて
もう二度と途切れることはない。
信じるのをやめたわたし。
頼るのもやめたわたしが、
最後に選んだものは
もう一度だけ、信じるという道。
ずっと降り止まなかった雨は止んだ。
蒼い空にかかる虹が、
空からの贈り物だと思ったーー。
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