概要
完璧令嬢と完璧王子は要りませんか?
完璧な令嬢が居た。豪奢な黄金の髪は肩のあたりで軽くウェーブを巻き、青い海を思わせる瞳は麗しく輝き、ピンっと通った鼻筋にピンクに色づいた小さめの唇、マーメイドラインの真っ赤なドレスを颯爽と着こなすプロポーションは完璧で、細く括れたウエスト、豊満なバスト、キュっと引き締まったヒップと、美の女神さえ嫉妬して裸足で逃げ出すような圧倒的な存在感を放っていた。その側にはやはり完璧な王子が寄り添っていた。誰もが羨むこの二人、だが常に「退屈だ」と嘆いていた。そんな二人のストレス解消法は...
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