確かに水曜日にもなると夕飯考えるのもめんどくさい…楽してごはんをつくりたい…でもラストスパートの金曜をのり切るためにもおいしいものが食べたい…と共感しかない木曜日のおいしい小話集です。この木曜っていう設定が絶妙だなと感心します。木曜は週のなかでおそらく一番地味でイベントなどもない日(テレビもあまり面白い番組がない気がする)なんですが、そこにおいしいものを食べるという小さな楽しみがあって各話の主人公たちは食べる喜びを満喫している、それも密かに。レシピも簡単に試せそうなものが多いので木曜日の献立にも役立ちそうです。
個食や孤食に対してかわいそうとかさみしいというネガティブなイメージをもっていましたがこのお話を読んでイメージが覆りました。目からウロコです。おいしいものはおいしい、一人であっても好きなものを食べられるのは気楽で幸せなのです。読んでて心が温まるしホッとします。今の時代に合っていると思います。
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