作者自身が紹介文で同様のことを書いているので、ネタバレの範疇ではないでしょう。題名にある片恋少女は踏み出します。恋は秘めていては不完全燃焼。行動に移すことが大切です。さて結末はいかに。バレンタインだけに、青春の甘酸っぱさが存分に詰まった、お菓子のような小説です。
甘くて甘くて甘い、ストレートな物語でした。まさに青春。青春でした。
いつの間にか気になっていた彼。その彼に卒業前に渡したかったモノ。心のこもったクッキー。バレンタイン当日じゃなくたって、チョコレートじゃなくたって。心を込めた贈り物。いつも気にしてくれていた彼女からもらったクッキーは、宝もの。だからこそ、卒業前に、ホワイトデーの前に、僕からの心のこもった贈りモノをしたかった。女子高生のほのかな思いと、彼女の思いに対する彼のほのぼのとした対応。紅茶とクッキーを用意してから、ぜひ読んでみてくださいね。
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