非日常なんてどこにでも転がっている

作者 悠木 柚

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★★★ Excellent!!!

視点とか発想、そういった切り口が独特な短編です。

いきなり放り込まれた繰り返される日常。
しかし世界はどんどん変化をつづけ、日常がゆっくりと崩壊してゆく。

してゆくのですが……とにかく動じない主人公の性根が最高です。
作者の心の投影もあるのでしょうが、とにかく魅力的です。

エンディングの切れ味がまたよかったです。
ササッと読めて不思議と心に残る作品でした。

★★ Very Good!!

水曜日、いつもと変わらぬ一日で終わり、翌日の木曜はいつもの木曜になるはずだった。 
寝て起きたら木曜のはずなんだけど、なんか違う。会社へ行っても「なんか違う」があちこちに。それでも最後は寝てすごす――

日常がちょっとずつ変になっていくけどマイペースに進む主人公が清々しくて楽しく読めます。

★★★ Excellent!!!

ある朝起きたら家の鍵が指紋認証になっていた。
異変に首を傾げながら仕事に行くと、会社の名前も変わっていて……

変わってしまった日常を淡々と生きる女主人公がかっこいい。

会社の同僚も街で出会う人もみんな変。

物語の主人公というと、突然トラックにはねられたり、魔物に襲われたりのハプニングが普通です。臨機応変に対処する能力が期待されますが、この作品の主人公であるOL・水見歩美はまさにその資質を備えています。

軽妙に語られる非日常はちょっと体験したくなること間違いなし。

日常がつまらないと思ったときにオススメです。

★★★ Excellent!!!

「ねえ、雑草が課長ってどうなの?」

「精霊が宿ってるからね」

一発で納得する主人公。まさに主人公です。話が早い!
混乱の渦に巻き込まれそうな出来事がラッシュのように訪れますが、当の主人公は非日常を日常として謳歌しています。
淡々と。そして前向きに。
その穏やかさと言うか、達観した姿がすごかった。胸のこと以外なら(笑

小さなことが気にならなくなります♪

★★★ Excellent!!!

 テンションが上がらない水曜日。いつも通り出社して、くだらない会話と訓示を聞いて、定時に退社。誰にも文句は言わせない。そして帰宅後はベッドにダイブ。そんな日々を送っていた。
 しかし翌日、家の鍵がいつの間にか指紋認証に変わっていた。変わっていたのは鍵だけではない。出社した会社の名前も業務も変わり、人も様変わりしていた。しかも今日は水曜日だという。
 そしてまた翌日。やはり家の鍵が変わっていた。そして会社も人も、変わり、業務も変わっていた。
 そして街でどうなっているのか考えていた時、「コスプレおじさん」に声を掛けられ、曜日に囚われている人々の存在を知らされる。主人公は水曜日から出られないのだ。しかし、曜日のループから抜け出す方法はあるらしく……。

 コメディタッチで描かれる、少し変わった日常。
 面白かったです。

 是非、御一読下さい。