名家の呪いを融かすのは、嫁を幸せに出来るか否か
- ★★★ Excellent!!!
これぞ、青嵐ワールド。
痛みを受けとめ苦難を乗り越えようとする可憐なヒロイン(大丈夫です武州ガールズですから)。
若干ズレていつつもそこが親しみ深い、出来た人柄のヒーロー。
抜群の安定感で精神的バックアップをありがとうございますの、お助けキャラクター。
愛護愛護、ひたすら愛でたい、あやかしさま。
場を和ませたり、期待感を煽ったり、絶対殺意を催させたりと、さまざまな人物が縦横無尽に出現。
そして。
この作品には、孤立無援だったことで呪いのなかに取り残された姫が……。
似た立場であるからこそ力になりたいと思うヒロインの無鉄砲なほどの善良さが、周りの優しさや思いやりと力を合わせて、呪いを祝いと変えていく。
「皆で幸せになろうね!」(自業自得なモノ除く)
そうです、これこそが、青嵐ワールドなのです。