2時間という時間制限と、似ているけどどこか違う町並みの謎に引っ張られて、ラストまで楽しめました。
これだけで「異世界」へ転移してしまう話は多いですが、本作はちょっと異なります。 どこか見覚えがある風景ですが、なにかが違っている。 そこは「異世界ファンタジー」でなく「SF」であることでも明らかです。 さて、ふたりの少女がやってきた場所とはいったいどこなのか。 そして無事に帰れるのか。 短編でも山場のある作品です。
大田さんといえばSF作品!という印象が強く、今回のもその系統の、すこしふしぎな物語が展開されています。昭和の日本で起きた不思議な出来事。何気ない一場面から、まさかの過去へ一瞬で行ってしまった少女たち。先が気になり一気に読みました!
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