小学一年生のリアルを描写した話。

異世界に転生して、椅子がいろいろ素晴らしいことになるお話です。
椅子の描写が奇怪で面白いです。

そしてそれを、嬉々として操る子供たちの描写が奇々怪界で本当におもしろいです。


ただ、あくまで主観の所感ですが、本当に面白いのは、小学一年生の子供を、リアルにスケッチしている情景です。本当にリアルだと思います。


ただ、これは本当にザンネンでならないのですが、多くの読者様には、このリアルが伝わらないのも事実なんだろうな。とも思います。

理由は、見も蓋もないのですが、おそらく読者様のほとんどが、同じ年頃のお子さんをお持ちでないからです。

ですので、

「小学一年生ってこんなものだよね?」

と、多くの読者様は、先入観でタカをくくってしまうからだと思います。
つまり、ちょっと描写がリアルすぎるのかな? と思います。

「あぁこんな世界があったらいいな」

という「リアリティ」を望む読者が、とても写実的な「リアル」を読んでしまい、ちょっと困惑してしまうのかな? と思います。


でも、面白いです。とても面白いお話です。
タイトルとあらすじで、ちょっとでも気になった読者様は、是非、お読みいただきたいです。

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