概要
【完結】精霊は廻る。もう一度をはじめるために。
23.09.03 完結しました。
はじまりの精霊は、人の祈りからうまれたと伝えられている。
ゆえに精霊は人に惹かれ、己にとっての唯一と出逢えれば、嬉しさのあまりに、名を呼んでくれと思わず乞うてしまうのだ。
だから、いつでも呼んで欲しいからと精霊は人と結ぶ。例え、精霊と人の時間尺が異なり、離れることがあれども、精霊は己の名を呼ぶ同じ響きを求めてまた人と廻る。
もう一度、と願って――。
それは精霊シシィも同じであり、彼も、“もう一度”をはじめるために廻りを始めた精霊だった。
この廻る物語は、生ける者達の数だけ存在する。
彼の幼馴染み、精霊ティアもそのひとつであり、彼女もまた、彼女の廻る物語を紡いでいく。
これは、精霊シシィとティアが想いを育み紡いでいく物語。そして、精霊が廻る物語。
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はじまりの精霊は、人の祈りからうまれたと伝えられている。
ゆえに精霊は人に惹かれ、己にとっての唯一と出逢えれば、嬉しさのあまりに、名を呼んでくれと思わず乞うてしまうのだ。
だから、いつでも呼んで欲しいからと精霊は人と結ぶ。例え、精霊と人の時間尺が異なり、離れることがあれども、精霊は己の名を呼ぶ同じ響きを求めてまた人と廻る。
もう一度、と願って――。
それは精霊シシィも同じであり、彼も、“もう一度”をはじめるために廻りを始めた精霊だった。
この廻る物語は、生ける者達の数だけ存在する。
彼の幼馴染み、精霊ティアもそのひとつであり、彼女もまた、彼女の廻る物語を紡いでいく。
これは、精霊シシィとティアが想いを育み紡いでいく物語。そして、精霊が廻る物語。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!まるで水彩画で描かれているような、心に優しく響く物語
前話共通している事、それは優しい色合いが目に浮かぶような、柔らかく綺麗な言葉達が物語の世界を案内してくれる事です。
始まりから丁寧に紡がれている言葉と文章。
表現がどんな場面でも乱れる事がなく、安心してこの物語の世界を堪能できます。
そして、精霊達の言葉遣いに温かいものを感じられます。
微笑ましいやり取りも目に浮かびます。
獣姿の精霊がお好きな方に、是非読んで欲しいです。
あまりにも優しい世界観なので、読み進めるだけで癒されます。
まだ序盤ではありますが、この先に何が待っているのか。
私はそれを知りたくて、期待を込めてレビューを書かせていただきました。
子守唄のように囁きかけてくれるこ…続きを読む