概要
その世界には、太古の昔から竜が居た。
竜が居る世界と、彼に憧れるちいさな生き物たち。
竜は彼らと交わり、いつしか一つの生き物と出会い、変わっていく。
竜は彼らと交わり、いつしか一つの生き物と出会い、変わっていく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生命の歴史を見つめる、何か超越的な存在としての竜
古来より世界の頂点に君臨し続ける竜と、他の小さな生き物たちの紡ぐ、生命の歴史の物語。
おそらく現実の世界を舞台に、『竜』という存在を登場させたお話です。いわゆるローファンタジーなのですけれど、雰囲気そのものは非常に寓話的というか、どこかおとぎ話にも似た手触りであるところが特徴的でした。
例えば序盤、主人公であるところの竜が、魚やネズミと対話するところなど。牧歌的なお話かと思いきや、物語自体はかなり壮大なもので、空や翼を象徴的に扱いながら、生命の進化から文明の発達について描き出しています。
タイトルが好きです。より正確にはタイトルが表しているものというか、「この物語全体に通じる主軸」を…続きを読む