ミュージカルのような悲劇

何か一つのミュージカルを観たような印象だった。

淡々と短文で物語を紡いだような文体。それ故に哀しみが伝わる。

ある種のテクニックが必要な書き方だと思う。一つ一つの文に集中でき、物語に浸れる。そして多くは語らず、余韻を残す。良い作品だった。