【完結】暴虎馮河伝　〜続編あり〜

主人公拓飛（たくひ）はヒロイン凰華（おうか）とともに、ある目的のために旅に出ます。
道中、妖怪変化や同じ武を志す人間との戦いが繰り広げられます。その戦い方は少年漫画テイストということで、魔法ではなく肉弾戦。「氣の力」を使っての戦い、それはカンフー映画のようなテイストです。
チート主人公ではないので、戦いの中で敵からのダメージも受けてしまいます。だからこそ、勝てるか勝てないか？　ピンチになったら誰か助けが入るのか？といったハラハラ感が面白いです。

個人的には、拓飛と凰華は恋愛的にパートナーになるかも気になるところ。
【第九章読了時点】

田舎町に暮らす少女・凰華（おうか）は、道場の師範代として日々拳を振るう傍ら、ひそかに『仙士』──妖怪退治の力を持つ者に憧れ続けていた。
だが、元・仙士だった父はその道を固く拒み、内功を伝えることを頑として許さない。

そんなある夜。
町に現れた妖怪、人虎（じんこ）と遭遇した凰華は、白髪赤眼の異様な青年・拓飛（たくひ）と出会う。無愛想で女嫌い、自らの左腕に妖怪の力を宿した男。
だが彼の拳から放たれる一撃は、今までに見た誰よりも強く、そして哀しかった。

突如訪れる、父の死。
秘められた過去、押し寄せる宿命、拭いきれぬ喪失。

「誰かを守れる強さが欲しい」

少女は拳に誓いを込め、青年と共に旅立…続きを読む

　中華ファンタジーと武侠小説の魅力が詰まった、熱く激しいバトルファンタジー！
（武侠小説というジャンルをこの作品で知りましたが、初めての方でも分かりやすいです！）

　左腕に秘密を抱える白髪の青年、凌拓飛（りょうたくひ）と拳法道場の娘、石凰華（いしおうか）が出会ったところから冒険が始まります！

　本作は、超人的な武功によるアクションや、人の「義」や信念を貫く激しい生き様など、武侠ならではの要素がふんだんに盛り込まれています。そこに少年漫画的なテンポとキャラクター造形が加わり、痛快さとドラマが絶妙に融合しています。
　悪態をつきつつも正義感を秘めた拓飛、心優しく人を惹きつける凰華、ムードメー…続きを読む

■あらすじ
舞台は神仙と妖が棲まう中華風の世界「神州」。しかし、いつしか神や仙は姿を消し、「仙士」という人々が妖の退治を請け負っていた。

元・仙士を父に持つ少女・石凰華は、赤みを帯びた鋭い眼差しの白髪の青年・拓飛と出会う。人虎を追ってきたという拓飛は、左腕にある秘密を抱えていて……？

武侠小説の要素と少年漫画のテイストを加えた中華バトルファンタジーです！

■おすすめポイント
（1）武侠小説の魅力がたっぷり
武侠小説の魅力というと、まずは超人的な武功を持った人々が繰り広げる、華やかかつ圧巻のアクション！！　そして、様々な思いや、しがらみが織りなす人間の「生」のドラマにあると思います。

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相変わらずのひっどいレビューですが
まあ色々と細かい設定や考察が
捗っちゃう作品が多い昨今

『何も考えずに読んで気持ち良くなりてぇてぇ』

って方にはお勧めですッ！

えっ？ 褒めてんのか？ 大丈夫か？

『運営さまのみぞ知る！』
（やかましいッ！）

正に少年漫画の主人公の様な目つきも口も態度も悪いけど、彼なりの正義心があって目についた悪事は見逃さない！
神仙と妖が棲まう世界を舞台とし、主人公拓飛(たくひ)とヒロイン凰華(おうか)のテンポ良く進む旅路と物語に武侠が相まって、登場キャラクターがそれぞれ抱える問題にも直面していきます。

中華ファンタジーのネタや要素があちこちに散らばって、中華ファンタジー好きには堪らない作品だと思います！

軽快なストーリーに次々起こる展開に一喜一憂ハラハラドキドキと楽しめました。
また、続編もあるとの事で更なる展開に期待大です！

神仙と妖が棲まう世界「神州」。だがいつしか神や仙人はその姿を消し、人々は妖怪の驚異に怯えて生きていた。
　
とある田舎町で目つきと口と態度の悪い青年が、不思議な魅力を持った少女と運命的に出会い、物語が始まる――――。


バトルシーンの描写がとても上手く、紹介文の通り、少年漫画テイストな作品。しかし、まるで武侠ドラマを見ているような、しっかりと創り込まれた世界感は、驚きのひと言です。

あまり武侠や中華ファンタジーに触れたことのない方、ぜひともこの作品を読んで、その独特の面白さにハマっていただきたいです！

オススメの作品です♪

最近、武侠ドラマの面白さに気づいた中華ファンタジー初心者です。

中華ドラマを観たことがあるそこのアナタ。
下記のような疑問を持ったことがありませんか？

「おいおい。何で屋根の上まで人間がフワッと飛び上がれるんだよ？　そんなに跳躍するなんて、無理でしょ？」

上記のような表現。初めて見るとビックリしますよね。なのですが……
実はとある中華ドラマのジャンルを知っていれば「なるほど。この人はどこぞの侠客（武芸者）なんだね」と、納得して物語に集中できます（笑）
その知ってればなジャンルが「武侠」です。

日本で人気の中華モノと言えば後宮恋愛譚ですが、聞いたところによると本場中国では上記で記述した…続きを読む