あとがき
前略 この作品を読んでいただいた皆様
この度は、当作品に目を通していただきまして、誠にありがとうございます。作者の古博かんと申します。
この作品は、元々、学生時代に所属していた文芸部の習作集のために書いた『楽しげなスケルトン一家』という、2003年当時の古いお話です。何かとお題縛りの多い部誌のなかで、「二週間で書き上げる」こと以外は割と自由にできる冊子でした。
一度、ホラーというものを書いてみたくて、考えに考えているうちに、あっという間に締め切り前日になっていました。
徹夜脳が叩き出した「ホラーといえば、ガイコツ!」という安直かつ王道設定までは良かったのですが、——ん? そういえば、ガイコツって骨しかないのに、どうやって動き回るの——?
そんな疑問が、ふと、脳裏をよぎりました。
気が付くと、陽気なおじいちゃんが、行間を好き勝手に暴れ回っていました。
——あれ、ホラーって、こんなんだっけ?
何はともあれ、無事に提出したものの、部内の誰もが「これギャグだよね?」と認識していました。
結果、ホラー一割、ギャグ九割、苦し紛れのホラーギャグというジャンルに収まりました。
以降一時期、部内で「グランパ・ジョージ」がトレンド入りし、お題縛りのある別の冊子では、お題キャラとして共有するに至りました。生みの親冥利に尽きます。ありがとうございます。
思い入れは一入なのですが、久しぶりに、当時のままの作品を読み返して、ページ数の都合上カットした場面の消化不良ぶりや、文章自体の拙さを痛感し、改めて書き直しての投稿と相成りました。
末筆になりますが、これからも日々精進していく所存であります。今後とも、末長くよろしくお願い申し上げます。
草々
二〇二一年 一月吉日 古博かん
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