表現が味わい深くて、行間にあるドラマに思いを馳せました。状況を説明する言葉は少ない。だからこそ、心情が浮き彫りにされる。そんな作品です。
晴見 紘衣(はるみ ひろえ)です。 影のあるハッピーエンド、光のあるアンハッピーエンドが好きです。 『白矢の雨』短編の代表作 名刺代わりの一作。日本昔話の…
いつもトリップしてばかりの薬物依存の十七歳の少女が、ふとしたきっかけから小学生の女子と知り合うお話。 仄暗く、アンモラルな雰囲気の青春ものかと思いきや、ただひたすらにシリアスで誠実な物語でした。…続きを読む
詩のような、祈りのような、その物質の魔力に取り憑かれた者たちだけが口ずさむことのできる歌のような。あの不思議な言葉たちはきっと痛みとの約束なのだ、そんなふうに解釈しました。美しさとは同時に怖さを…続きを読む
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