安全が確定された悪夢みたいだよ(レビュー本文から抜粋)

「2000と26で形成された理不尽ってさ、」
「うん」
「心地よかった。筋が通っていないだけで、誰かを傷つけるトゲを感じなかった」
「でも決別のシーンは悲しい」
「あなた、先輩の知り合いだったの?」
「そんなわけない。私が先輩によくしてもらっていたから」
「同情したの?」
「理不尽は感じるものだからね。悲しみを感じると涙をこぼすから」
「気になったんだけど、私は理不尽と仲良くできたの?」
「知らない。だって私があの時笑ったのは先輩のためだから」
「と、あなたは思っているのね」
「作者に聞いてごらん。きっと正解を知っているから」
「そこまでして知りたい勇気はないよ。それになんとなくだけど、」
「ぐちゃぐちゃしていて、気色悪い世界だったね。でも私の安全が確定された悪夢みたいだよ。守られてるなー」
「(a)私はあの理不尽で奇妙な世界に適切だった。(b)理不尽は私を受け入れていたからだ」
「(a)の言い分は理解できるけど、(b)の理屈は強引じゃない?」
「理不尽について語っているのに理屈をこねるの?」



 問. あなたガこの作品ニどう感じましたか?

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