心埋めるひと匙の幻

夢見ることの好きな者にはたまらない、箱庭に吊られた火入りの月を想うような、或いは現実にはない印象派の地球につかのま遊ぶような、不可思議なる一画家の世界への案内。
何か空虚な心の隙や欠けを癒してくれる、ひと匙きりの幻。
瀟洒な装丁をされた小さく薄い冊子の形で、この心地よい空想を持ち歩きたい。

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