奇をてらう事のない、すんなり飲み込める大きさの違和感の数々が、いつの間にかお腹を満たす様な満足感。エッセイのリアリティで描く崇期ワールド。
不条理ギャグ小説を書きます。 オチより世界観派です。
福岡県は嘉麻(かま)市にある「手柴美術館」というところに、金子広路重の絵を見に行くエッセイです。が。ほの昏い幻想のトンネルを抜けても、まだ現実には帰れません。
夢見ることの好きな者にはたまらない、箱庭に吊られた火入りの月を想うような、或いは現実にはない印象派の地球につかのま遊ぶような、不可思議なる一画家の世界への案内。何か空虚な心の隙や欠けを癒してくれる…続きを読む
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