全ての魂は最後には海にたどり着く。娘のように、恋人のように、母のように…その有り様を変えながら魂に寄り添うアオイ。彼女の長い長い生を垣間見ることのできる…そんな、お話です。
はじめまして。 お猫様の持つ、魔性のぷにぷにに魅了されてしまった、猫野 肉球です。 『小説家になろう』様でも投稿させていただいております。 誤字脱字、小…
此岸と彼岸を結びながら、人の最期に触れて、その生命を運び続ける渡し守のアオイ。彼女はたぶん、一目見たときから心惹かれて、彼に魔法を使い、時を遡らせたのでしょうね。それが、自らを苦しめる、最も苦し…続きを読む
魂を見送るという『別れ』を前提にした切ない役目。我々の人生も出会いがあれば別れがある。多くの者を見送っても、大切な誰かを失うのは心が引き裂かれるほど辛い。彼女は自らを人ではないと言うが、果たし…続きを読む
RTから来ました。情緒豊かでぬくもりに満ちた文章。神秘的かつ人々の心の内面を丁寧に描かなくてはならないこの作品にふさわしく、非常に効果的に働いていると思います。冒頭の入り方も非常に魅力的です。…続きを読む
どこか暗く、薄闇に微睡む海の青。燦然と輝く月光を反射させる白く眩い青。魂の船渡しアオイの持つ悲しい宿命と彼女の織りなす切ない想いが最後まで雰囲気を途切れさせることなく、あまつさえ心地良い余韻さえ与え…続きを読む
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