ショートショートの恋愛劇としては白眉な作品ではないでしょうか。「ああ、こういう展開か!」と作者の方のユーモアセンスがキラリと光ります。欲を言えば、彼女が「好き」な理由をもう少し後に持ってきたらもっと面白かったかもしれませんね。ですがそれを補って余りあるセンスに脱帽です。
男女の別れ話。ありふれた恋愛、ありがちな悲恋。彼女が僕を好き過ぎる理由、以外は。明かされた理由をきっかけに、話は一気に展開をみせて。愛を最大限に極めるとその欲に辿り着いてしまうのかも?と、うっかり思ってしまうような作品でした。
別れ話をするカップル。彼女のほうは別れたくないとすがるが、彼氏はなぜ自分が好きなのかを尋ねる。「おいしそうだから!」彼女には"異常"な趣味があったのだ…最後のお願いが"やっぱりか!"と思わせるものでした。
最初は男女の悲しい別れの物語かと思わせておいて、まさかのそういう理由。 思いもよらない展開と軽やかなテンポでとても心にくる作品です。
思わず二回読んでいました!これは面白いですね、くすっとなったり吹き出しちゃったりわくわくしながら読めました!次は何て言うんだろう?って続きが楽しみになる文章!定期的に読みに来ちゃいそう!
お話の内容も、笑えるような軽さも面白かったです。読みやすい小説だったので、スラスラと最後まで進みました。
最初かなりシリアスなのかと思いきや、ちゃんとフッと笑ってしまう展開になるところが面白いです。また、情景が想像しやすかった文体なので大変読みやすかったです!