幼かったあの頃

あなたは繰り返し見る夢がありますか?

幼かった日、遠い記憶、言えなかった言葉、小さな心の傷、もう一度会いたいのか? それとも、戻りたくないのか?

淡い気持ちの塊、夢は不思議で、どこか切なくて、どこか寂しくて、そして、愛おしい。

香竹薬孝さんの『笛吹き』を読んで僕はそんな事を思いました。

きっと、その笛は小さな恋の歌を奏でている。