旅は静かに、遥か彼方へ

ロードムービーが好きです。
旅の始まりに感じる、未知への期待と胸の高鳴り。
旅の終わりに覚える、寂しさと郷愁。

この物語は遠い異国の地を舞台に、
ある少年と女性の旅立ちから幕を開けます。

ほんのささいな会話にも垣間見える、
荒涼とした世界の息吹。

少年ケイジと、彼を導く女性レタの関係性から、
少しずつ輪郭を帯びていく魅力的な物語に、
気付けば読者を引き込まれていきます。

誰もが抱く、誰かを愛する痛み。
誰もが通る、誰かと別れる切なさ。

この小説が映画なら、
あなたはきっとエンドロールのあとも席を立てない。
そんな心に残る物語、是非ご覧下さい。